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脂質異常症(高脂血症)治療薬
脂質異常症(高脂血症)治療薬についてまとめました。
脂質異常症治療薬一覧
スタチン系製剤(HMG-CoA還元酵素阻害剤)
スタンダードスタチン
- メバロチン錠(プラバスタチンナトリウム錠)
- リポバス錠(シンバスタチン錠)
- ローコール錠(フルバスタチンナトリウム錠)
ストロングスタチン
- クレストール錠(ロスバスタチンカルシウム錠)
- リバロ錠(ピタバスタチンカルシウム錠)
- リピトール錠(アトルバスタチンカルシウム水和物錠)
肝臓でコレステロールを合成するときに必要なHMG-CoA還元酵素を阻害して、コレステロール生成を抑える薬です。
スタチン系の副作用で重要視されるのが副作用である「横紋筋融解症」です。
投薬時に筋肉痛の有無を確認する必要がありますが、安易に筋肉痛があるからと言って中止を促すのもかえってリスクとなります。
筋肉痛の症状は両側性が多いので、その痛みは片側だけの痛みではないか、また最近運動や力仕事などを行っていないかなどの情報収集も大切です。
またすぐに中止ではなく、まずは血液検査などを提案するようにしましょう。
陰イオン交換樹脂製剤
- クエストラン粉末44.4%(コレスチラミン製剤)
- コレバイン錠(コレスチミド)
胆汁酸と結合してコレステロールの排泄を促進させる薬です。
小腸コレステロールトランスポーター阻害剤
- ゼチーア錠10mg(エゼチミブ錠)
小腸から血中へのコレステロールの吸収を阻害する薬です。
ニコチン酸誘導体製剤
- ユベラN(トコフェロールニコチン酸エステルカプセル)
- コレキサミン錠(ニコモール錠)
- ペリシット錠(ニセリトロール錠)
肝臓で中性脂肪の合成を抑制します。
フィブラート系製剤
- ベザトールSR錠(ベザフィブラート徐放錠)
- リポクリン錠(クリノフィブラート錠)
- トライコア錠 リピディル錠(フェノフィブラート錠)
リパーゼの働きを活性化して、中性脂肪を分解します。
EPA製剤
- エパデールS900(イコサペント酸エチル粒状カプセル)
- ロトリガ粒状カプセル2g(オメガ−3脂肪酸エチル粒状カプセル)
青魚に含まれる脂肪酸の一種で、血小板に働き血栓ができるのを予防したり、中性脂肪を下げたりします。
その他
- ロスーゼット配合錠(エゼチミブ/ロスバスタチンカルシウム水和物)